いちごと日本の歴史
2025.4.8
奈良県明日香村のあすかルビーの通販・販売といちご狩りのStrawberryFarmそよかぜです。いつもブログをご覧くださいましてありがとうございます。春の訪れを感じさせる果物、いちご。甘酸っぱい香りと鮮やかな赤色は、私たちの心を躍らせます。今でこそ、いちごは冬から春にかけてスーパーに並ぶ人気の果物ですが、日本で本格的に広まったのは意外にも近代に入ってからのことです。
江戸時代以前~いちごは「野の果実」だった~
実は、いちご自体は古くから日本に自生していました。日本原産の「エゾヘビイチゴ」や「クサイチゴ」などがあり、これらは山や野原に自生し、庶民の間では摘んで食べられることもあったようです。ただし、これらのいちごは現在のように大きく甘いものではなく、どちらかといえば酸味が強いものでした。
幕末期~オランダから渡来した西洋いちご~
現在のような大粒で甘い「西洋いちご」が日本に入ってきたのは、江戸時代末期のこと。オランダ人によって持ち込まれた「オランダイチゴ」が長崎の出島に伝わったとされています。しかし、当時の日本では栽培技術が発展しておらず、一般には広まりませんでした。
明治時代~温室栽培の始まり~
本格的にいちごの栽培が始まったのは明治時代。西洋文化が流入する中で、日本でも品種改良が進みました。特に有名なのは、明治初期にフランスから導入された「バルチモア」という品種。温室栽培の技術が発展し、徐々に市場に出回るようになりました。
昭和時代~いちごショートケーキの誕生~
戦後、日本の農業技術が発展し、いちごの生産も飛躍的に向上しました。特に画期的だったのが「とよのか」などの品種改良。甘みが強く、大粒でジューシーないちごが生まれ、全国的に普及しました。この頃、洋菓子文化の広がりとともに「いちごのショートケーキ」が登場し、日本人のいちご好きが定着していきます。
現代~品種改良の進化とブランド化~
現在、日本のいちごは世界的にも高い評価を受けています。「あまおう」「とちおとめ」「紅ほっぺ」など、地域ごとに独自のブランドが誕生し、甘さや香り、大きさにこだわった品種が次々に登場。高級いちごとして海外に輸出されるものも増えています。また、いちご狩りなど観光農園も人気を集め、いちごは食べるだけでなく「体験する果物」にもなっています。
いちごと日本人の未来
かつては野に咲く小さな果実だったいちごは、日本人の手によって品種改良され、進化を遂げました。今では日本の農業技術とブランド力を象徴する果物のひとつです。これからも新しい品種が誕生し、私たちの生活を彩ることでしょう。春の訪れとともに、ひと粒のいちごを口に運ぶ。そこには、日本の歴史と文化の積み重ねがぎゅっと詰まっているのかもしれません。
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